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【歯石にも種類があるのはご存知ですか?】
#赤坂の歯医者 #港区赤坂の歯医者
皆様、おはようございます。
赤坂バンデ歯科・矯正歯科です。
本日5月18日土曜日
天気予報:晴れ
最高気温: 27℃、最低気温 16℃
前回の記事で歯石とは何か?ということについて解説致しましたが、
今回は実は歯石には2種類あるということをお伝えしたいと思います。
歯石とは何か?
歯石とは、歯についた歯垢(プラーク)と呼ばれる細菌の塊が、唾液の成分で石灰化を起こして固まったもののことを指します。
ブラッシングで磨き残した歯垢は2日ほどで石灰化が始まり、そこから約15日間で歯石に変わってしまうと言われています。歯垢と違って、歯石は歯にこびりついているので、自分で磨いても取ることは難しいです。
実際に、歯石をとる道具も販売はされていますが、無理に取ろうとすると歯の表面や歯肉を傷つけてしまう恐れがあります。必ず歯科医院でクリーニングしてもらいましょう!
詳しくは前回の【歯石って何?歯肉炎、歯周病のきっかけになる歯石について】をご覧ください。
実は歯石には2種類ある?
歯石には、白い歯石と黒い歯石、2種類あることをご存知ですか?
1つは歯茎の上にできる、白い歯石の「歯肉縁上(えんじょう)歯石」と、もう1つは歯茎の下にできる、黒い歯石の「歯肉縁下(えんか)歯石」です。
それぞれ詳しく説明していきます。
- 歯茎の上にできる歯石(歯肉縁上歯石)
歯茎の上にできる歯石のことを歯肉縁上歯石といいます。
唾液とカルシウム成分が結びついて、歯垢(プラーク)が石灰化して歯石となり、硬くなります。そのため、唾液腺のすぐ近く、下の前歯の裏側と上の奥歯の外側にできることが多いです。
歯肉縁上歯石は自分で鏡を使えば見ることができ、また、舌で歯を触った際にザラザラした感覚があるので歯石が付いているのか分かります。歯石は乳白色や黄白色をしています。
他にも何個か特徴が挙げられます。
・歯肉縁下歯石と比べると量が多く、形成が早い
・歯肉炎の原因になる
・歯肉縁下歯石より柔らかく、比較的簡単に除去ができる
・歯肉縁下歯石に比べて病原性は弱い
歯肉縁上歯石は、歯垢が原因なので、正しいブラッシングをすることによって防ぐことができます。
- 歯茎の下にできる歯石(歯肉縁下歯石)
歯茎の下にできる歯石のことを歯肉縁下歯石といいます。
歯石といえば、白っぽい色をイメージする方も多いと思いますが、歯肉縁下歯石は黒っぽい色をしています。
歯肉縁下歯石は、歯周ポケットの深いところや歯の根元に付着しているため、直接見ることはなかなかできません。そのため、「隠れ歯石」などと呼ばれることがあります。
なぜ黒い歯石になってしまうのか?
歯肉縁下歯石は、歯垢に血が混ざることにより形成されます。
歯肉縁下歯石が付いている場合は、歯周病がある程度進行している証拠です。また、白い歯石でもそのまま放置していると、ザラザラした表面に歯周病菌が繁殖し、歯周病が悪化する可能性もあるので注意が必要です。
ブラッシングする際は自分のお口の中をしっかり観察することが大切になります。
他にも何個か特徴が挙げられます。
・歯肉縁上歯石と比べて形成されるスピードが遅い
・歯肉縁上歯石に比べてかなり硬く、除去するのが難しい
・歯茎からの出血や歯周ポケット内の歯垢が原因になる
・歯肉縁上歯石に比べて病原性は高い
歯石が気になる方はぜひ当院にいらしてください
ここまで2種類の歯石についてお話させていただきました。
歯肉縁下歯石は、通常のクリーニングだと痛みを伴うため、麻酔をして除去をすることがあります。
赤坂バンデ歯科・矯正歯科では、歯周病の治療も行っております。
「もしかしたら歯周病かも」と思った方は、ぜひ当院にクリーニングや検診にお気軽にご来院ください。患者様一人ひとりのお口の状態に合わせたお話をさせていただきます。
その他にも気になることがあればお気軽にご相談ください。
本日も皆様にとりまして良い1日となります事を願っております。
スタッフ一同ご来院、お問い合わせお待ちしております。
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赤坂バンデ歯科・矯正歯科
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