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投稿日:2024.5.30

クリーニングのときのカリカリする音の正体は?

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皆様、おはようございます。

赤坂バンデ歯科・矯正歯科です。

本日5月30日木曜日

天気予報:曇り時々晴れ

最高気温: 27℃、最低気温 18℃

クリーニングの際に歯周病の方はSRPと呼ばれる専門的なクリーニングを行う事があります。

そのSRPと呼ばれるクリーニングについてまとめました。

是非最後までご覧ください。

SRPとは

SRPは歯科衛生士によって行われる歯周病治療の一つであり、Scaling and Root Planing(スケーリング・ルートプレーニング)の略称です。

SRPは、歯周ポケット内にたまった歯石(プラークや歯垢が固まったもの)やバイオフィルム(細菌の集合体)を除去するための非外科的な処置です。

歯石には、歯茎より上の歯の表面につく縁上歯石と、歯茎より下の歯根面につく縁下歯石の2種類あります。

歯科においては縁上歯石のみを対象にした処置を『スケーリング』、縁下歯石を対象にした処置を『SRP』と呼ぶのが一般的です。

目的

スケーリング(Scaling

スケーリングは簡単にいえば『歯石取り』のことです。

歯石はそれ自体が歯茎に悪い影響を及ぼすわけではありませんが、細かい凹凸の多い歯石は歯周病菌のすみかとなります。

そのため歯周基本治療では最初に歯石をすべて取り除き、歯周病菌が感染しにくいお口の環境へと整えていきます。

歯周病の基本治療では歯周検査を行い、まずブラッシング指導(プラークコントロール)と歯肉縁上の歯石の除去を目的としたスケーリングを行います。

その後、

歯肉縁下の歯石の除去を目的としたSRP(スケーリング ルートプレーニング)という治療へと進めていきます。

歯石が付いていない歯と付いた歯の比較

ルートプレーニング(Root Planing

ルート(Root)は「歯根」を、プレーニング(Planing)は「平らに削る」という動作を意味しています。
つまりルートプレーニングを簡単にいうならば、歯根の表面をツルツルとした平らな面に仕上げていく作業となります。

そのルートプレーニングには2つの目的があります。

まず1つ目は、歯根面に付着した歯周病菌や、その歯周病菌に汚染された物質をきれいに取り除くことです。

歯根の表面は『セメント質』という組織に覆われていますが、歯周病菌はこのセメント質にも感染します。

歯周病菌に侵されてしまったセメント質をそのまま放置しておけば、さらに感染は拡大し、歯を支える歯槽骨にまで波及する恐れがあります。


そしてルートプレーニングのもう1つの目的は、歯根の表面を滑らかにしていくことです。

スケーリングによって歯根についた歯石(縁下歯石)を取り除いても、歯根の表面にざらつきが残ってしまうと再び歯周病菌が付着しやすくなります。

そこでスケーリング後にルートプレーニングをおこない、歯根面を滑らかにすることで歯周病菌の再感染を予防していきます。

歯周ポケットの中は直接目で確認できないため、手指の感覚のみを頼りに治療がすすめられます。

そのためSRPには高い技術が要求され、熟練した腕を持つ歯科衛生士しかおこなうことができません。

歯肉縁下の歯石が除去出来ているかは、患者さん本人には確認できません。

キチンと研修を受けた衛生士のいる医院治療をしましょう。

まとめ

定期的なクリーニング行い、健康な状態を保つことは大切です。

当院でも歯周病治療に力を入れており、SRPも行なっていますので

まずはお気軽に検診にいらしてください。

本日も皆様にとりまして良い1日となります事を願っております。

スタッフ一同ご来院、お問い合わせお待ちしております。

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赤坂バンデ歯科・矯正歯科

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