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投稿日:2025.7.23

歯科治療が怖いと思う方へ

皆様、おはようございます。

港区赤坂の歯医者

赤坂バンデ歯科・矯正歯科です。

本日7月23日(水)

天気予報:晴れ

最高気温: 34℃、最低気温 26℃

静脈内鎮静法が何か知っていますか?

静脈内鎮静法は、虫歯の治療や抜歯等を行う歯科治療において緊張や不安を感じる患者さんに対して、

鎮静剤を静脈内に投与することで、リラックスした状態で治療をお受けいただけるようにしていく鎮静麻酔です。
この方法は、歯科治療による不安や怖さを感じやすい患者さん、手術や長時間の治療を必要とする患者さんに適しています。
治療中は眠っているような状態ですが、意識が全くなくなるわけではないので、声かけなどにも反応する事ができます。
静脈内鎮静法を行う前には、歯科医師が患者さんの状態を詳しく確認し、

鎮静剤の投与量や方法、治療内容などについて細かく説明を行います。
また、鎮静剤の投与中は、医療スタッフが常に患者さんの状態をモニター機器を用いて

モニタリングし、安全かつ効果的に治療を行っていきます。

当院では静脈内鎮静法を利用することができます。


歯科治療恐怖症や嘔吐反射がある方だけでなく、口腔外科治療におけるインプラント埋入や親知らずの抜歯など

短期集中治療のために治療時間が長くなる場合にも効果的です。
静脈内鎮静法を取り入れることで、できるだけ苦痛を感じずに治療を受けることが可能です。

静脈内鎮静法はこんな方にも向いています

・嘔吐反射がある方
・歯科治療に恐怖心のある方、歯科恐怖症の方
・歯を削る音や振動が苦手な方
・長時間口を開けているのが苦手な方
・治療本数が多い方
・気楽に歯科治療を受けたい方
・親知らずの抜歯など痛みや恐怖を伴う治療を受ける方

局所麻酔と静脈内鎮静法の違いは?

局所麻酔は、治療部位に直接注射する麻酔薬です。

局所麻酔は、その部位の感覚神経を一時的にブロックすることによって、治療の痛みを感じることなく行うことができます。

静脈内鎮静法は、痛みを取り除くのではなく、緊張感や不安を和らげ、治療を安全に行うために使用されます。
静脈内鎮静法では、鎮静剤を静脈に点滴することで、患者さんを落ち着かせ、リラックスさせることができ、精神的不安を取り除きます。
痛みを取り除くための麻酔ではないため、ウトウトと眠ったような状態になった後、局所麻酔を行います。

全身麻酔と静脈内鎮静法の違いは?

全身麻酔では、患者は完全に意識を失い、痛覚や意識が麻痺します。
麻酔医が麻酔薬を投与し、患者の意識を消失させ、痛みを感じないようにします。
患者は人工的に呼吸を維持する必要があり、手術や検査中は眠っている状態であり、自発的に動けません。
静脈内鎮静法では、患者は意識を失わずにリラックスした、治療や検査の不安を軽減することができます。
鎮静剤が静脈内に投与され、患者様の不安や緊張を軽減します。
患者様は通常、自分の呼吸を維持し、自発的に動くことが可能ですが、深く鎮痛をかけるため、ぐっすりと眠ったような状態になります。

全身麻酔は患者の意識を完全に消失させて手術を行うことを目的とし、静脈内鎮静法は意識を失わずにリラックスさせて治療中の不安や緊張を和らげることを目的としています。

笑気麻酔と静脈内鎮静法の違いは?

笑気麻酔と静脈内鎮静法は、どちらも治療中に患者がリラックスした状態を保つための方法です。

笑気麻酔(鼻から吸入し鎮静)

笑気麻酔は、一般的な身体に注射をする麻酔とは違い、酸素と笑気の混合ガスを吸入することで、軽度の鎮静効果を与える方法です。
笑気には毒性がなく、体内で分解されることなくそのまま排出されます。
治療時に鼻に吸入器を装着し、呼吸をしていただくことで数分で効果が出てきます。そして、治療終了後は鎮静状態からの回復が早いので、すぐに帰る事もできます。

静脈内鎮静法(腕から点滴で鎮静)


静脈内鎮静法は、静脈に点滴を行い投与される薬剤を用いて、鎮静効果を与える方法です。鎮静効果がすぐに現れ、使用する薬によっては健忘効果で治療中の不快な記憶がほとんどありません。
鎮静状態は笑気麻酔より深く、治療が終わっても患者さんが回復するまで時間がかかることがあるので、回復するまでお休みいただき、お帰りいただきます。

今まで歯医者への恐怖心、不快感、嘔吐反射などがあって歯科医院に通えなかった方に最適な治療法です。
お困りの方はお気軽にご相談ください。

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赤坂バンデ歯科・矯正歯科

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