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親知らずは抜いた方が良いのか?
皆様、おはようございます。
本日6月13日火曜日
天気予報:曇り時々晴れ
降水確率:0%
最高気温: 27℃、最低気温 23℃
本日は【親知らずは抜いた方が良いのか?】についてです。
“親知らず”とはどこの箇所の歯であるかご存知ですか?
前歯の真ん中から数えて8番目の歯で、奥歯の最も後ろに位置する永久歯です。
正式名称は【第三大臼歯】といい【智歯】とも呼ばれております。
生えてくる時期は個人差があり10代後半~20代前半で生えてくる方もいれば、40代以降で生えてくる方もいます。また生えてこない方や親知らずが存在しない方もいらっしゃいます。
萌出時期に個人差の大きい親知らずですが、生え方にも特徴がございます。
・まっすぐ生えているタイプ
→他の歯と同様にまっすぐ生えいる状態です。
・横向き、斜め向きに生えているタイプ
→まっすぐ生えていないため一部分しか目視では確認できません。
この状態だと歯磨きがとてもしにくいため、むし歯や歯周病のリスクが高く抵抗力が落ちた時に細菌が急増し炎症を起こす”智歯周囲炎”になってしまうことがございます。
智歯周囲炎になると歯ぐきがはれたり痛みを感じることがあります。
また手前の歯との間に磨き残しが多くなるため、手前の歯のむし歯のリスクも高くなります。
・完全に歯ぐきの中に埋まっているタイプ
→目視で確認することはできないため、レントゲンを撮った際に発見されることがほとんどです。
完全に埋まっている状態であるため汚れが溜まることもなくむし歯や歯周病のリスクは低いです。
では抜いた方が良い親知らずとはどのような状態なのでしょうか。
1.何度も周囲の歯茎が炎症(智歯周囲炎)を繰り返している
2.親知らずが虫歯になっている
3.生えてる方向がまっすぐでない
4.親知らずが原因で周囲の歯がむし歯・歯周病になってしまった
5.咬み合う歯がない、正しい咬み合わせができていない
6.歯並びに悪影響を与えている
これらに当てはまる親知らずは抜いた方が良いと判断されることが多いです。
親知らずよりもその周りの歯ぐきや歯を健康に守っていくことの方が大切であると考えるからです。
当院では親知らずの有無・生え方等を目視とレントゲンで確認させていただいております。
そして抜いたほうがいいと判断した場合はご説明をさせていただき、口腔環境を整えるためのクリーニングを行ってから同意の下で抜歯を行っております。(CT撮影も行っております)
親知らずは一番奥の歯で磨きにくい位置にあり、まっすぐ生えていても他の歯よりむし歯や歯周病のリスクは高いです。
そのため抜かなくて良いと判断しされた親知らずであっても定期的に検診とクリーニングを受けていただくことをおすすめいたします。
歯科衛生士による歯磨き指導も行っておりますので、ご自宅でのセルフケアと歯科医院での定期検診を並行して健康な状態を維持してくださればと思います。
親知らずの周りの歯ぐきが炎症を繰り返している方や、年々歯並びが悪くなっていると感じている方、ご自身の親知らずが抜歯の対象であるかどうか気になられている方などどなたでもお気軽にご相談ください。
本日も皆様にとりまして良い1日となります事を願っております。
スタッフ一同ご来院、お問い合わせお待ちしております。
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赤坂バンデ歯科・矯正歯科
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