ブログBlog
詰め物が取れる原因とは?取れた際の注意点や治療法
皆様、おはようございます。
本日10月27日金曜日
天気予報:曇り
降水確率: 20%
最高気温: 23℃、最低気温 13℃
虫歯治療で歯を削った後は、インレーと呼ばれる詰め物を装着する場合がございます。
詰め物はあくまで人工物であるため、時間の経過や不適切な習慣などで取れる場合があるので要注意です。今回は詰め物が取れる原因や取れた際の注意点・治療法をお伝えできればと思います。
詰め物が取れる原因
原因①接着用セメントの劣化
詰め物の装着に使用した接着用セメントは、経年的に劣化していきます。とくに、保険診療で作ったメタルインレーの接着用セメントは、比較的劣化しやすく、詰め物が外れる原因になりやすいです。セメントは詰め物と歯質とをつなぎ合わせているものなので、それが劣化して接着力を失うと、自ずとインレーも外れてしまうのです。
ちなみに、セラミック使用する接着用セメントは、比較的劣化しにくく、長持ちする傾向にあります。そもそも歯質との適合性が高く、劣化しにくい環境にあるため、接着力も保ちやすくなっているのです。
原因②詰め物と歯の間に出来た虫歯
詰め物と歯との間に虫歯ができると、歯質が溶かされ、その結果詰め物とぴったり適合しなくなり、やがて外れてしまうのです。
そこで注意しなければならないのが治療後の口腔ケアです。
詰め物を装着したあとも正しいセルフケアを行い、定期的にメンテナンスやプロフェッショナルケアを受けることが大切です。
原因③歯ぎしり・食いしばり
歯ぎしりや食いしばり、噛みしめといった習癖によって、詰め物が外れることもございます。歯ぎしり・食いしばりは、歯茎に炎症をもたらすこともあるため、早めに改善することをお勧めいたします。当院では咬筋の筋肉量の検査やマウスピースを作成するほかにボトックス注射なども行なっておりますのでお気軽にご相談ください。
詰め物が取れた後の治療の流れ
詰め物が取れるのには上記のような理由があります。
取れた際の状況に応じて治療を進めていく必要がございます。
ケース①取れた部分が虫歯になっている
虫歯が再発して詰め物が取れた場合は、虫歯治療から行なっていきます。
虫歯になっている部分を削り、新たに修復物を作り直す必要があります。その際、削った歯質の量が多い場合は、詰め物ではなく被せ物を製作することになります。虫歯が重症化している場合は、根管治療も実施します。
ケース②詰め物が劣化している
詰め物を構成している素材自体が劣化している場合は、インレーを作り直す必要があります。詰め物を装着していた部分に何ら問題がなければ、すぐに型取りを行って、詰め物の製作に入れますが、形成のし直しなど、新たな処置を施さなければならなくなるケースも少なくありません。
ケース③接着用セメントが劣化している
接着用セメントの劣化で詰め物が取れた場合は、もしかしたらそのまま元の位置に戻せる可能性もございます。歯質と詰め物の双方に何ら問題がないのであれば、改めて接着用セメントで結合させます。そのようなケースのために、取れた詰め物は大切に保管しておくようにしましょう。
ケース④全体のかみ合わせが変化している
全体のかみ合わせが変化することで詰め物がとれた場合は、修復物の再製作が必須となります。取れた詰め物をそのまま戻しても、今現在のかみ合わせと適合していないため、すぐにまた悪影響が生じます。新たに型取りを行って、詰め物を作り直すだけで済む場合もありますが、全体のかみ合わせを改善する治療が必要になることもあります。
まとめ
このように、詰め物が取れる原因は虫歯の再発やセメントの劣化、歯ぎしり・食いしばりなど多岐にわたります。根本的な原因を突き止めない限り、再び詰め物が外れてしまいますので、まずは歯科医院を受診しましょう。
取れた詰め物の治療方法は原因に応じて異なりますので、まずは当院までご連絡いただければと思います。
他院で装着した詰め物にも対応しておりますのでどなたでもお気軽にお問い合わせください。
本日も皆様にとりまして良い1日となります事を願っております。
スタッフ一同ご来院、お問い合わせお待ちしております。
——————————————————–
赤坂バンデ歯科・矯正歯科
〒107-0052
東京都港区赤坂3-13-6国際天野ビル2階A