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投稿日:2024.2.14

むし歯になりやすい飲み物の種類をご存知ですか?

皆様、おはようございます。

本日2月14日水曜日

天気予報:晴れ

最高気温: 17℃、最低気温 4℃

虫歯を予防するためには、自宅でのブラッシングや歯科クリニックでの定期検診などさまざまな方法を組み合わせる必要があります。

また、食生活についても注意が必要で、虫歯のリスクが高いものはなるべく避けるのが無難です。

今回は、虫歯になりやすい飲み物の種類について解説したいと思います。

虫歯になりやすい飲み物4

以下のような飲み物は、虫歯のリスクが高いです。

・炭酸飲料
・乳酸菌飲料
・スポーツドリンク
・果汁100%ジュース

  • 炭酸飲料

炭酸飲料について、“歯が溶ける”というイメージを持っている方もいるかと思います。

確かに炭酸飲料の中に長時間歯を浸けていれば歯は溶け出しますが、こちらは4時間以上漬けたときの話です。

実際に飲み物が歯に接する時間は短時間ですし、唾液の性質によって酸性から中性に戻ります。

そのため、炭酸飲料を飲んでも歯が溶けてなくなるということはありません。

ただし、サイダーやコーラといった炭酸飲料には糖分が多く含まれています。

100mlあたりに約10g前後含まれていて、酸性による脱灰よりもこちらを原因に虫歯にリスクが高くなる可能性の方が高いです。

  • 乳酸菌飲料

近年流行している乳酸菌飲料には、ガセリ菌やシロタ株などが含まれていて、これらの成分にはストレスの緩和、睡眠の質向上といった効果があります。

しかし、乳酸菌飲料には乳脂肪や砂糖が多く含まれており炭酸飲料と同じように虫歯のリスクが高くなる傾向にあります。

また、乳酸菌飲料は酸性度をはかるpH値も低く、こちらも虫歯につながりやすい原因の一つです。

  • スポーツドリンク

スポーツドリンクなどのイオン飲料は身体に吸収されやすく、疲労回復効果があるとされています。

加えて、熱中症対策や発熱時の水分補給にも用いられるため、良いイメージを持っている方も多いかと思いますが、虫歯予防という観点から見ると決して適した飲み物とは言えません。

スポーツドリンクはpH値が3.6~4.6と低く、摂取すると口内の水素イオン指数が下がり虫歯ができやすい環境になってしまいます。

また、スポーツドリンクに含まれている糖分も問題です。

スポーツドリンクは500mlのペットボトルの中に約30gの砂糖が入っています。

こちらはスティックシュガー10本分に相当する量であり、この糖分によっていわゆる虫歯菌が増殖し、酸を産生して虫歯をつくり出します。

  • 果汁100%ジュース

果汁100%ジュースは前述した炭酸飲料や乳酸菌飲料、スポーツドリンクとは違い砂糖が含まれていません。

そのため虫歯の原因にならないと思っている方も多いですが、実際は虫歯のリスクがあります。

果汁100%ジュースには果汁由来のショ糖と呼ばれる糖分が多く含まれており、こちらが虫歯を誘発する可能性があります。

また、強い酸性であることから口に残りやすく、口内が酸性になり虫歯を引き起こすことも十分に考えられます。

アルコールの摂取にも注意

虫歯になりやすい飲み物としては、通常の飲み物だけでなくアルコールも挙げられます。

アルコールはおつまみを食べたり、家族や友人と会話したりしながら時間をかけてゆっくりと飲むことが多いです。

このような飲み方をしていると口内が酸性になり、虫歯菌が活発に働きます。

また、アルコールには利尿作用があり、何度もトイレに行くと身体の水分が抜けきってしまいます。

こちらは口腔衛生の低下や唾液量の減少につながり、虫歯ができやすい環境をつくり出す原因になります。

  • 特に虫歯のリスクが高いアルコール類

アルコールを摂取するときは口内が酸性に傾きやすく、唾液の量も減少するため

どのような種類であっても虫歯のリスクはある程度高まります。

また、糖分が多いアルコール類についてはさらに虫歯になりやすいため注意しなければいけません。

虫歯になりにくい飲み物について

虫歯になりにくい飲み物はpH値が5.5以上で、なおかつ糖質の含まれていない以下のような飲み物です。

・水
・緑茶

水はpH値が7.0前後、緑茶は6.0前後であり、どちらも一切糖質は含まれていません。

ちなみに紅茶はpH値が5.5程度、コーヒーは5.7程度でありわずかながら口内が酸性に傾く可能性はあります。

まとめ

ここまで虫歯になりやすい飲み物の種類と特徴について解説しましたがいかがでしたでしょうか?

徹底的に虫歯を予防したいというのであれば、糖分が多い飲み物や酸性の強い飲み物は可能な限り口にしないことをおすすめします。

またアルコールを飲みすぎると、どうしても制御が利かなくなる部分があるため意識がハッキリあるうちに飲むのをやめ、ブラッシングも丁寧に行うようにしてください。

本日も皆様にとりまして良い1日となります事を願っております。

スタッフ一同ご来院、お問い合わせお待ちしております。

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